馬 / Uma
遠く音を響かせて
いつだって そう ゆっくり廻っていて
分からず屋の日々はきっと通り過ぎてった
陽に透けたるたてがみを
気まぐれな風が遊ぶ
私にだってそれなりの意識を欲してんだ
朝焼けが覗き込んで
きっと そう 始まっては終わっていて
当たり前だとしても何よりそれが不思議さ
雨は濡れることさえ厭わなけりゃ
別になんてことないんだって
見たことない景色はきっと通り過ぎてった
銀色の砂を並べた あなたを遠く浮かべながら
果てしないんだよ日々を
どうしても見つけられないんだって
蹄の音を響かせて
ずっと遠くまで来たつもりが
分からないんだよそれでも
きっと遠くまで行こう
薄れゆく気配に そっと耳を澄ましながら
どこまでも行こう 私は
どうしても見つけられないんだって
逆らわずして日々よ
きっと そう 始まっては終わっていて
変わらないんだよ そうだろう?
きっと